ショートストーリー「ある日のミルザくん」

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迫り来る期末テストに向けて勉強中、
今回はかなり気合い入れて睡眠は机の前。
そんななか詩人からなんか手紙が届いた、内容はミルザくんが怪我して入院したとの事。
とりあえず心配なのでお見舞いにロレンジの実と、サルーインちゃんが通った道の
近くにある石を持っていってやった、見たら軽傷なので心底ホッとする。
ミルザくんは見舞い品に大層喜んでくれて、石に頬摺りしながら事のあらましを語ってくれた。

で、それがこのあらまし。

ミルザくん「いやー果樹園のバイトしてたらモンスターの巣みたいの見っけてね?
その巣を元から絶とうとギュワーーッとかイってたらいつの間にかモンスターに囲まれてたんだよ!」
うん、うん
ミルザくん「だから目の前のナッツ200匹切り伏せてやっと帰って来たんだよー」
いや200匹にしては軽傷過ぎないか?勿論ミルザくんが軽傷ですんで良かったんだけどね?
ミルザくん「いやいやこのレフトハンドソードのおかげだよ」
世間の常識に照らすと、200匹相手にしたらどんな名剣宝剣でも
折れるかLPが尽きるかの二択だと思うんだが。
ミルザくん「…あっいやナッツじゃなくてイフリートだったよ、100匹程」
イフリート100匹相手したらいかなる強者でも消し炭に昇華しちまうぞ、おい!?
ミルザくん&オイゲンくん「………」
ミルザくんが武勇伝をやや大きめに言ってるのか、紛れもない事実なのかこれがわからないが、
まあこの事の真偽よりも大事な事があるので、お茶を濁して帰ることにした。
そんな事よりも、もっと大変な事が巻き起こるだろうと感じていたからだ。

…まず期末テストか…


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