幕間劇「たとえば、日陰で揺れるその花を」

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夏も終わりに差し掛かり、涼しげな風が吹くある日。
ストライフちゃんはローザリア舎を散策していました。
そのストライフちゃんの目にある光景が飛び込んできました。
小さな花を悲しそうに見つめる7歳くらいの少女、という図でした。
ストライフちゃん「どうしたんだ?」
少女「ここに建物が出来始めてからからどんどん、お花の元気がなくなっているの」
足元に咲く花を見ると確かに、少し萎れていました。
ストライフちゃん「霊花か・・・」
ストライフちゃんは看板から建築業者を確認すると、小さく頷きました。
そして少女の頭に優しく手を置き、言いました。
ストライフちゃん「待っていれば、きっといいことがある」
そう告げると足早に去っていきました。
少女「?」



しばらく後、同じく散策に出ていたワイルちゃんがやってきました。
ワイルちゃん「あら?どうしたんですか?」
少女「このお花が・・・・・・・」
少女から事情を聞いたワイルちゃんは少し考え込みました。
ワイルちゃん「そうだ!ひなたに移してあげればいいんですよ」
少女「どうやって?」
ワイルちゃん「わたしこれでも結構器用なんですよ。スコップと鉢植えさえあれば簡単です」
少女「このお花元気になるの?」
少女の顔に喜色が浮かびました。
ワイルちゃん「はい。・・・ところで代わりに一つお願いがあるんですが。
きたる生徒会選挙の時にサルーインちゃん様に一票を入れて欲しいんです」
少女「よくわからないけど・・・・わかった」
ワイルちゃん(やりました!支持者確保です!)
ワイルちゃん「よろしくお願いしますね!
じゃあ私は道具を取ってきますから待っていてください」
少女「うん!」
道具を取りに行くワイルちゃんのうしろ姿を見ながら少女は思いました。
少女(さっきのおねぇちゃんが言ってた『いいこと』ってこのことだったんだ)

ちなみに七歳児には選挙権はありません。



さらにしばらく後、ワイルちゃんを待つ少女のもとに不思議な人が近づいてきました。
ヘイトちゃん「こぉぉぉぉおんなぁぁぁぁに天気がいいのはぁぁぁ、
わたしの美貌のなせるわざぁぁあっぁ‘(“$&#?*)
       雨がふぅぅぅるのはおっそらのしっとぉぉぉぉぉおぉ&〜+*PO=〜
       醜いやつめぇぇぇぇl〜肉を食えぇぇぇぇぇ〜肉を食えぇぇぇぇ〜^^--,]%&☆」
公共の場で凄まじい電波垂れ流す我らがヘイトちゃんです。
少女「・・・お、おねぇちゃん何?」
『誰』では無く、『何』なあたりに少女の動揺が見て取れます。
ヘイトちゃん「私の名前はへぇぇぇぇぇいとぉぉぉぉぉちゃぁぁぁぁぁあん。
       おじょぉぉぉちゃぁぁん、どぉぉぉしたのかしらぁぁぁ?
       顔が引きつってるわよぉぉぉ?」
その原因は誰が見てもヘイトちゃんでしたが、それを告げない程度には少女にも分別がありました。
少女「じ、実はこのお花が・・・・・」
ヘイトちゃん(霊花ですか・・・おもしろそうですね・・・)
イカレた言動の裏側の冷静な思考でヘイトちゃんは考えました。
少女「で、でもね!さっき優しいおね・・・・」

ヘイトちゃん「ひぃぃらめいたぁぁぁぁぁぁ;「^¥、−。^・¥」、・」@☆★!!!!!」

少女「ひぃ!」
ヘイトちゃん「この花が萎れているのは、
       この花が弱いからよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ&%#」*=|>★
       然るべき戦闘力を身につければいいんだわぁぁぁぁあぁぁぁぁあ*‘@?%&#」
裏側の思考は冷静にイカレていました。
少女「せんとうりょく?」
ヘイトちゃん「私に任せてぇぇぇぇぇぇぇ@‘:+#$%&☆」
少女の体を冷気が襲いました。
それは幼いながらも感じた本能的警告でした。



少し時間は遡ります。
ストライフちゃん「・・・ふむ。変装の際は徹底的にキャラを変える事が重要・・・か。
         ・・・何?服装は特に変える必要はないだと?
         さすがにそういうわけにはいかんだろ」
『ヘイトちゃんの変装マニュアル 〜ロビン並にばれません〜 』
を閉じてストライフちゃんは立ち上がりました。
ストライフちゃん「まぁ、一部参考にするか」
ストライフちゃんは身支度を整え、眼前にそびえる建物、『トーマスカンパニー』に向かいました。



――トーマスカンパニー大会議室

トーマス「・・・では予定通りということで。安全第一でお願いします。
     期日に間に合わなそうな場合は早めに報告してください。ねまわしにも時間が要りますので」
うららかな昼下がり。定期報告会に突然一人の闖入者が現れました。
秘書「しゃ、しゃ、社長!突然変な人が!」
扉を開けて現れたのはトーマスの秘書でした。
トーマス「落ち着いて。何があったんです?」
バン!!!!
再び大きな音とともに大扉が開かれました。
トーマス「!?」
溢れるほどの光量を逆光にしたシルエットがそこに立っていました。
どこからとも無くギターを爪弾く音が聞こえてきます。
???「血塗られた富と権力にたかるウジ虫どもよ!己が姿を見るがよい!
    正しき道を示す光・・・人、それを『鏡』という!」
光量が抑えられ、シルエットは赤ずくめの姿を現しました。
トーマス「いや、そんな酷いことはしていませんが」
???「・・・・・・・・」
トーマス「・・?一体何の用ですか?」
???「・・・・・・・・・・・」
トーマス「・・・・・・あなた一体だr」
???「貴様らに名乗る名前はないっ!」
人の話を全く聞かずにその赤ずくめの人物は暴れ始めました。
トーマス「君達!早く逃げるんだ!」
術法が荒れ狂う中、トーマスが大声をあげました。
秘書「社長はどうなさるんです!?」
眼鏡を押し上げ、トーマスは槍を構えました。
トーマス「我が家の伝統でね、
     男は戦い方からメシの作り方まで一通りのことはこなせるようにしこまれるんだ」
???「まちなさい!」
トーマス「せんせい!」
せんせい「やはり わたしも いっしょにいこう!」
トーマス「はい!お願いします!」
こうして戦いは幕を開けました。



トーマスカンパニーの死闘から二時間後
ワイルちゃん「いざ探すとなかなか手ごろな物が見つからないものですね〜」
腕には、花を移すにはやや大ぶりな鉢と、ごついシャベルが抱えられていました。
少女の元へと急ぐワイルちゃんの視界に見覚えのある人影が映りました。

ワイルちゃん「あれ?ストライフちゃんじゃないですか。
       どうしてそんなボロボロの格好なんですか?」
ストライフちゃん「いや、『とかす』があんなに強いとは・・・・・。
ワイルこそどうした?そんなものを抱えて」
ワイルちゃん「実はですね・・・・・」
ワイルちゃんは簡単に事情を説明しました。
ストライフちゃん「なんだ、ワイルもあの子に会ったのか」
ワイルちゃん「『も』ってことは、ストライフちゃんもあったんですか?」
ストライフちゃん「ああ。ご、誤解するなよ?話を聞いてやっただけだ!
         別にその子の為に何かしようだなんてかけらも考えてはいないからな!」
ワイルちゃん「別に何も言ってないんですが・・・・」

『きやあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ@:;p&%$#・・・・・・』

少女がいた場所の方角から、聞いた者をあらゆる意味で不安にさせる悲鳴が響き渡りました。
ワイルちゃんとストライフちゃんは顔を見合わせると全力で走り出しました。



現時刻

現場に辿り着いた二人が見たものは、霊花が変貌したと思われる奇面草、
そのツタにからめとられて気絶している少女、
そしてなぜか金髪のカツラをかぶり、両手を合わせているヘイトちゃんでした。
ヘイトちゃん「たすけてぇぇぇぇぇえ、スーパー●ニック●ラストマァァァァァァァン!!」

ストライフちゃん『わ た し の パンチをうけてみろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』
ドゴン!!
ヘイトちゃんの顔面に拳が突き刺さりました。
バックに 220t と表示されました。
モヒカンの悪党なら指先一つでダウンです。
ヘイトちゃん「ちがう、あっち」
ストライフちゃん「うるさい!!貴様なにをした!?」
ヘイトちゃん「ひどいわぁぁぁぁぁ@p0−決め付けるなんてぇぇぇぇぇぇ@。・#%&」
ワイルちゃん「違うんですか?」
ヘイトちゃん「違わない」
ストライフちゃん「もういい、わかった。あれを何とかする方法を教えろ」
ワイルちゃん「気道が潰れてたらしゃべれませんって」
チアノーゼにより顔色が赤紫になったヘイトちゃんが咳き込みながら答えました。
ヘイトちゃん「ぐぇほぐぇほ!!・・はぁ、はぁ、そんなに強くないから倒せばいいわぁぁぁぁぁ@:;0☆」
ストライフちゃん「それ以外の方法だ!」
ヘイトちゃんはふっと目を伏せると悲しそうに告げました。
ヘイトちゃん「変わってしまったものはもう元には戻れないわ」
ストライフちゃん「き・さ・ま・が!変えたんだろうが!」
ヘイトちゃん「いたいいたいいたいいたいいたいちぎれるちぎれるちぎれるちぎれるぅぅぅぅぅ:;p・。@」
ワイルちゃん「いつまでやってるんですか。もう女の子助けちゃいましたよ?」
女の子を背負ったワイルちゃんが呆れたようにいいました。
ストライフちゃん「どうやって助けたんだ?まさか!」
ワイルちゃん「し、仕方ないじゃないですかぁ。花よりこの子の安全ですよ!」
ウインドカッターで切り裂かれた奇面草が地面の上でもがいていました。
ストライフちゃん「くっ!早く何とかしろ!」
ヘイトちゃん「そんなに必死になって・・・もしや恋ぃぃぃぃぃぃ;:@%*?
       おせきはんよぉぉぉぉぉぉぉぉおおお:いxj7drjdn」
ストライフちゃん「植物に恋慕する奴なんかいるか!」
ヘイトちゃん「じゃあ・・・狙いは私!?いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁyd!
       普段の苛烈な攻めは愛情の裏返しだったのねぇぇぇぇええいえg、!!」
ストライフちゃん「ワイル。シャベルを貸せ。私の愛をくれてやる」
ヘイトちゃん「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!裂けるぅぅぅぅぅぅぅs、ふぁえrtwy5Bivgf」
ワイルちゃん「死んじゃいますよ・・・って花も死にそうですよ!
ヘイトちゃん!何かあるなら早く出してください!」

ヘイトちゃん「しかたないわねぇぇえ。『か〜み〜さ〜ま〜し〜る〜く〜はっと〜』」

ドラ声でヘイトちゃんは黒いシルクハットを取り出しました。

ヘイトちゃん「このシルクハットをかぶった人は親切にヒントを与えたり、
       世界を創ったりできるのよぉぉぉぉmdspj!
       きっと花も元に戻せるわぁぁpゎDJAjfg@p!じゃあ早速ストライフちゃんに・・・」
ストライフちゃん「そんないかがわしい物を身に付けられるか!貴様がかぶれ」
華麗に身をかわすとシルクハットをヘイトちゃんの頭にかぶせました。
ヘイトちゃん「う!」

ヘイトちゃんは突然うつむき、黙り込みました。辺りを静寂が襲いました。
ワイルちゃん「だ、大丈夫ですか、ヘイトちゃん?」
ヘイトちゃん「私は・・・・神だ・・・・・」
ワイルちゃん「ヘイトちゃんが壊れた!!」
ストライフちゃん「待て!大体いつも通りだ」



突如顔を上げたヘイトちゃんはにこやかに語りだしました。
ヘイトちゃん「やっときましたね。おめでとう! 
       このゲームを かちぬいたのは きみたちが はじめてです」
ワイルちゃん「・・・ゲーム?」
ヘイトちゃん「わたしが つくった そうだいな ストーリーの ゲームです!」
ストライフちゃん「どういうことだ?」
ヘイトちゃん「わたしは へいわなせかいに あきあきしていました。
        そこで アシュラをよびだしたのです」
ワイルちゃん「アシュラってあの奇面草のことですか?」
ヘイトちゃん「アシュラは せかいをみだし おもしろくしてくれました。
       だが それもつかのまのこと かれにも たいくつしてきました
ストライフちゃん「そんなスケールの大きい話じゃないだろ」
ヘイトちゃん「そう!そのとうり!! 」
ストライフちゃん「認めるのかよ!」
ワイルちゃん「微妙に言葉がおかしくありません?」
ストライフちゃん「それは仕様だろう」
ヘイトちゃん「わたしは あくまを うちたおす ヒーローが ほしかったのです!」
ワイルちゃん「さっきから会話が噛み合っているようで全く噛み合っていませんね」
ストライフちゃん「同感だ」
ヘイトちゃん「なかなか りかいが はやい。
        おおくの モノたちが ヒーローに なれずに きえていきました。
       しすべき うんめいをせおった ちっぽけなそんざいが
        ひっしに いきぬいていく すがたは わたしさえも かんどうさせるものが ありました。
        わたしは このかんどうを あたえてくれた きみたちに おれいがしたい!
        どんなのぞみでも かなえて あげましょう」
ワイルちゃん「じゃあ花を元に戻してあげてください」
ヘイトちゃん「それが どうかしましたか? すべては わたしが つくった モノなのです」
ストライフちゃん「だから花を元に戻せといっている」
ヘイトちゃん「かみに ケンカをうるとは・・・・ どこまでも たのしい ひとたちだ!
        どうしても やる つもりですね これも いきもののサガか・・・・ 
       よろしい しぬまえに かみのちから とくと めに やきつけておけ!!」
ワイルちゃん「どうしてそうなるんですか・・・・」
ストライフちゃん「所詮ヘイトの作った物ということだ。叩きのめしていうことを聞かせてやる!」



五分後

ワイルちゃん「どーしてあんなに強いんですか!反則ですよ!」
ストライフちゃん「戦うことに関しては天才だな。
         それが世界にとっての最大の不幸でもあるわけだが」
先ほどまでは右手を上げたり、左手を上げたりと大暴れだったヘイトちゃんも、
なぜか今は何もしてきません。

ストライフちゃん「攻撃しても倒しきる前に回復されては埒があかん。
         今のうちに何か使えるものが無いか探すんだ」
ワイルちゃん「賛成です!」

二人はヘイトちゃんの私物入れ(本人曰くアビスポケット)をあさり始めました。
むらいちばんのびじんブロマイド、私が村長です、としゃべり続ける老人の人形、
巨大な石の船、様々な珍品が詰まっていました。
ストライフちゃん「ええい、役に立たん物ばっかりだ!」
ワイルちゃん「ありましたよ!アンチかみさまシルクハットって書いてます!」
禍禍しく脈打つ赤い斧を取り出して、ワイルちゃんが歓声を上げました。
ストライフちゃん「よし、私が使う!どう使うんだ?」
ワイルちゃん「待ってください、取り説を・・・駄目です!
       この取り説、他のコレクションのことしか書いていません!ただのチラシです!あれ?」
チラシの最後に一枚の紙が挟まっていました。

『説明書は別売りよぉぉぉfvygc6さft!アビスポケットに1800金入れてね☆』

ワイルちゃんは泣く泣く1800金をポケットに放り込みました。

すると中から勢いよく人を殴り殺せそうな厚さの取り説が飛び出し、
ワイルちゃんの眉間に命中しました。
ワイルちゃん「っっっっっっっっっっ!!」
ストライフちゃん「ヘイトが暴れだした早くしろ!」
ワイルちゃんは涙目になりながら索引を調べました。

ワイルちゃん「ありました!ただあのシルクハットをバラバラにしたいと念じればいいそうです!」
ストライフちゃん「よし!」
即座にストライフちゃんの手元にあった斧がチェーンソーに姿を変えました。
ヘイトちゃん「ひかりあれ!!」
ストライフちゃん「うるせぇ!!バラバラになれ!!」
ヘイトちゃんとストライフちゃんの体が交錯しました。

一瞬後、シルクハットがバラバラになりました。

そしてヘイトちゃんもバラバラになりました。



少女「う・・・ん」
少女は目を覚ましました。

少女「あれここは・・・?」
ヘイトちゃん「あなたは夢をみていたの。とても悪い夢を」
少女「夢?あ!お花は!?」
静かに首を振るとヘイトちゃんはそこに指を向けました。
そこには元の花の大きさから考えると多すぎる程の枯れた植物の残骸が積み重なっていました。
しかし幼い少女はそんな細かいところには気付きませんでした。

少女「お花枯れちゃった・・・・」
今にも泣きそうな少女の頭に優しく手を置くと、天使のような微笑で語りかけました。
ヘイトちゃん「でもあのお花はこれを残してくれたわ」
少女の手に一粒の種子がのせられました。
ヘイトちゃん「今度はこれをひなたで育ててあげて」
少女「・・・・・うん!」
少し元気が出て来た少女は力強く頷きました。



――少し離れた木陰

ワイルちゃん「なんで生きているんでしょうか?」
ストライフちゃん「まぁ存在自体が冗談みたいな奴だからな」
ワイルちゃん「そうですね」
あっさり納得しました。
ワイルちゃん「そういえばなんでそんなボロボロの格好をしていたのか結局教えてもらってないんですけど?」
トーマスカンパニーでの大立ち回りに加えて、ヘイトちゃんとの戦いにより、
ストライフちゃんの服装は見るも無残な物になっていました。

ストライフちゃん「聞いてくれるな。今となっては全て無意味だ」
ワイルちゃん「?」



――トーマスカンパニー跡地

トーマス「なぜこんなことになったんだ・・・」
謎の闖入者により、本社は壊滅的な被害を受け、トーマスはさすがに放心状態です。
せんせい「つらくなったか? だが いまもどれば もっと つらくなるぞ! がんばれ!」
トーマス「そうですね。建物はまた建てればいい。
     幸い社員にケガはない。すぐにでも前より立派な本社を建てて見せますよ!」
せんせい「そのいきだ!」



――帰り道

ワイルちゃん「でも丸く収まってよかったですよね?」
ヘイトちゃん「これも私の変装術のなせるわざよぉぉhvw4あ$%#@。、」
ストライフちゃん「変装はしてないだろ。
         だが、よくもまぁあそこまでキャラが変えられるな。そこは感心したぞ」
ヘイトちゃん「とぉぉぉぉぉぜん!
       ヘイトちゃんの変装術は世界一ィィィィィイイイP」!>#!L“K!!!」
ストライフちゃん「調子に乗るな。今回の件は全てお前が原因だろ」
ワイルちゃん「1800金返してくださいね」
ヘイトちゃん「ひどいぃぃぃぃぃ>_*P%$#☆」
ワイルちゃん・ストライフちゃん「うるさい」
ヘイトちゃん「はぁぁぁぁい」
不貞腐れた声をヘイトちゃんは上げました。

ワイルちゃん「ところであの子に奇面草の種をあげてましたけど、
       次の世代に遺伝とかしないんですか?」
ヘイトちゃん「さあ?」
ストライフちゃんは無言でヘイトちゃんを殴りつけました。
ワイルちゃん「放っておくわけにも行きませんね。すり替えに行きましょう」
ワイルちゃんはため息をつきました。
ストライフちゃん「しかたあるまい。・・・どこまでも迷惑な奴だ」

こうして二人はヘイトちゃんを引きずりつつ、もと来た道を再び辿り始めました。


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