始業のベルが鳴り響きました。 騎士団寮の生徒達が、一斉に校庭に集まりだします。 一人の騎士が、みんなに対し問いかけました。 騎士A「そういやぁ、今日から体育の授業は新しい先生が来るんだってな。」 騎士B「そうらしいな。イフリート先生に代わる教師か・・・また濃いのがくるんだろうなぁ。」 騎士C「どうしようか?もしイフリート先生以上に濃くて厳しい人が来たら?」 騎士D「あはは、それはちょっと勘弁願いたいよな。まぁ、あれ以上濃いのなんて流石に存在しないだろうが・・・」 騎士C「だよね。あははは」 騎士E「ちげぇねぇ。」 騎士A「とりあえず爽やかな人が来てくれたらいいよな。」 騎士D「だよな。」 騎士B「なっ。」 その他大勢「だよなー。」 騎士E「おい、来たぞ。」 校舎から、一人の男がこちらに向かって歩いてきます。 騎士一同は息を飲みました。 次第に、その男の顔が確認できるようになって行きます。 騎士D(お・・・・?爽やか系な容姿だな。) 騎士C(っつかいたって普通って感じだよね。) 男は騎士達の前に立ち、こちらをしばらく見回した後、ハキハキとしたよく通る声で言いました。 騎士団騎士「君達こんにちは!新しく君達の体育教師を受け持つ事になった、『騎士団騎士』だ。 よろしくな!『騎士先生』と呼んでくれ!!」 騎士一同 ( つ か い す て だ ッ ッ ッ ! ! ! ) 授業が始まりました。 騎士先生「さて、今日は初めて君達と顔をあわせるわけだが・・・」 騎士D「先生ー」 一人の騎士が手を上げます。 騎士先生「お、質問か?なんだね、オイゲンくん。」 騎士Dもといオイゲン「騎士先生。騎士団騎士って先生の本名なんですよね?」 騎士先生「もちろんだよ。」 オイゲン「名付け親が見たいなー。」 騎士A「せんせー。」 またもう一人手を上げる騎士がいます。 騎士先生「ん?なんだね、ブラッツくん。」 騎士Aもといブラッツ「先生は自分の名前に違和感を感じた事はないんですか?」 騎士先生「ん?ないよ。ああ、でもよく友達に『お洒落な名前だね』って言われるよ!」 ブラッツ「え?その友達の感覚が理解できないのは俺だけっスかね。」 騎士B「先生。」 騎士先生「はいはい、ノーデンくんも俺に質問かい?」 騎士Bもといノーデン「最近『自分、使い捨てっぽいな』とか思いませんか?」 騎士先生「そんなことないよ!人はね、一人一人生きている意味と理由があるんだ。 使い捨ての人間なんてこの世には一人たりともいないんだよ!」 ノーデン「でもアナタ、この話以降絶対物語中に出ませんよ。」 騎士E「先生。」 騎士先生「なんだい?騎士Eくん。」 騎士Eもとい騎士E「先生は、子供の頃『一発キャラ』とかってあだ名付けられたりしてませんでした?」 騎士先生「何を言ってるんだ!そんなあだ名つけられた事なんか一度も無いぞ!」 騎士E「あ、確かにこの話限りの一発キャラだから、子供時代とかそんなん設定されてるわけありませんよね。」 オイゲン・ブラッツ・ノーデン(((騎士E、お前も露骨な一発キャラだろ・・・))) 幕間劇『臨時講師』おわり 騎士Cもといミルザくん「あ、あれ、僕の出番は?」 |
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